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テクノロジー

企業向け研修

富士通株式会社様向け
“エグゼクティブ・エデュケーションプログラム”開催報告

Up Date :2022.11.21

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東京工業大学教授による講義・セッションを開催しました

株式会社Tokyo Tech Innovationは、11月10日に富士通株式会社様の海外拠点に在籍する社員を対象に、東京工業大学教授によるエグゼクティブ・エデュケーションプログラムを開催しました。

富士通株式会社様では、海外拠点の、次世代リーダーとして期待される幹部メンバーを日本に招聘し、ヘッドクォーターの戦略の理解や、役員やキーパーソンとの人脈形成、日本の社会課題、慣習・文化を学ぶプログラムを実施しています。

株式会社Tokyo Tech Innovationは、その一環として、富士通株式会社様と東京工業大学の共通のキーワードである“テクノロジー”や、経営リーダーとしてマネジメントに必要な“合意形成に関する数理的アプローチ”をテーマに、東京工業大学の教授による全編英語でのエグゼクティブ・エデュケーションプログラムを開催しました。特に、富士通株式会社様の幹部メンバーの理解が深まるように、実証フィールドの実地見学や、学生を交えたワークショップも織りまぜ、インタラクティブなセッションを提供いたしました。

タイトル

エグゼクティブ・エデュケーションプログラム

開催日時

2022年11月10日(木)9:00~14:00

開催場所

【講義】東京工業大学 百年記念館フェライト記念会議室
【昼食】東工大蔵前会館ロイアルブルーホール

プログラム

9:00~ 9:20     Introduction of Tokyo Institute of Technology
9:20~11:00     5G and Beyond to Realize Super Smart Society
11:10~12:40     The Graph Model for Conflict Resolution (GMCR)
12:40~12:55   Reflection session
13:00~14:00   Lunch meeting

参加者

10名(欧州・米州・アジア・オセアニア地域より参加)

使用言語

英語

当日プログラム詳細

1.Introduction of Tokyo Institute of Technology

東京工業大学 渡辺理事による東京工業大学のご説明をしました。東京工業大学の概要・教育・研究・国際的な取り組みについてご紹介をしました。参加者からは質問も活発に出て東京工業大学への理解を深めてもらいました。

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2.5G and Beyond to Realize Super Smart Society

東京工業大学 工学院 阪口教授による超スマート社会への実現に関する講義と実証フィールドの見学を行いました。これまでの5Gの取り組み、超スマート社会を実現する6Gに関する講義、また超スマート社会推進コンソーシアムでの取り組みについて説明を行った後、実際に学内にある実証フィールドの見学と体験をしました。実証フィールドの見学と体験では阪口研究室の学生も参加し、教授・学生との意見交換も行いました。講義だけではなく実際に実証フィールドの見学と体験を通して、今後実現する超スマート社会とはどういうものか、どの様な可能性があるのかをより深く理解してもらいました。

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3.The Graph Model for Conflict Resolution (GMCR)

東京工業大学 リベラルアーツ研究教育学院 猪原教授によるコンフリクト解決のためのグラフモデル(GMCR :The Graph Model for Conflict Resolution)に関する講義・グループワークを実施しました。
この講義では、意思決定・紛争解決・合意形成の日本的なものを含めた様々なスタイルを理解する事を目標に、数学を用いた「コンフリクト解決のためのグラフモデル(GMCR)」の講義と、理解を深めるためのグループワークを実施しました。
グループワークは日本的な合意形成に関する理解をより深めてもらうために、猪原研究室の学生も参加して3グループに分かれて行いました。活発に意見交換が行われ、日本的スタイルを考慮に入れながら数学的手法を用いて、より良い合意形成とは何かについて理解を深めてもらいました。

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最後に全体の振り返りを行い、講義に参加した教授・学生を交えてランチミーティングを行いました。ランチミーティング中には、日本についての考えを話したり、普段の仕事の話を話したり、和気藹々とした雰囲気で終了しました。

株式会社Tokyo Tech Innovationは、東京工業大学で培った様々な成果や知見を社会に還元することで、変革をリードし、豊かな未来社会の実現に貢献します。各社のニーズに沿ったテーマで東京工業大学教授陣による講義や学生をも交えた意見交換会もご提案します。

登壇教授紹介

東京工業大学 理事・副学長
渡辺 治

<略歴>
1982年(昭和57年) 7月 東京工業大学 理学部 助手
1986年(昭和61年) 8月 東京工業大学 工学部 助手
1987年(昭和62年) 8月 カリフォルニア大学 サンタバーバラ校キー・ファン客員助教授(1988年(昭和63年)8月まで)
1989年(平成元年)3月 東京工業大学 工学部 講師
1990年(平成2年) 6月 東京工業大学 工学部 助教授
1995年(平成7年) 8月 文部省学術調査官 併任(1997年(平成9年)7月まで)
1997年(平成9年) 10月 東京工業大学 大学院情報理工学研究科 教授
2015年(平成27年) 3月 東京工業大学 評議員 兼務(2016年(平成28年)3月まで)
2016年(平成28年) 4月 東京工業大学 情報理工学院 教授
2016年(平成28年) 4月 東京工業大学 情報理工学院長 兼務(2018年(平成30年)3月まで)
2018年(平成30年) 4月 東京工業大学 理事・副学長(研究担当)(現職)
<研究分野>
理論計算機科学(計算複雑度理論、アルゴリズム論)

東京工業大学 工学院 電気・電子系 教授
阪口 啓

<略歴>
【学歴・職歴】
1998年 東京工業大学 大学院 電気電子工学専攻 修士課程修了
2006年 博士(工学・東京工業大学)
【表彰等】
2004年 SDRフォーラム論文賞
2005年 電子情報通信学会論文賞
2006年 電子情報通信ソサエティ チュートリアル論文賞
2012,2013,2015年 電子情報通信ソサエティ 論文賞
<研究分野>
MIMO伝搬、MIMO通信、MIMOメッシュネットワーク、ソフトウェア無線、コグニティブ無線、無線電力伝送、無線センサーネットワーク

東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院 社会・人間科学系 教授
猪原 健弘

<略歴>
日本学術振興会 特別研究員(1997-1997)
東京工業大学 総合理工学研究科 助手(1997-1999)
東京工業大学 社会理工学研究科 講師(1999-2001)
東京工業大学 社会理工学研究科 助教授(2001-2007)
東京工業大学 社会理工学研究科 准教授(2007-2010)
東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院 教授(2016-)
<研究分野>
社会モデリング、意思決定                               

日程

2022/11/10 (木)

時間
9:00 〜 14:00
会場
(講義)東京工業大学 百年記念館フェライト記念会議室(昼食)東工大蔵前会館ロイアルブルーホール
定員
10名

申込締切